「冷たい密室と博士たち」感想
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- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/03/12
- メディア: 文庫
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1996年作。シリーズ第2作。第1作『すべてがFになる』を読んだ時と同様に、ミステリの骨格としては、クラシカルな(たとえばクイーンのような)印象を受けました。
犯人や犯行方法という解を導き出して、そこから動機を推測していくあたりは、いかにも理系らしさがあってゾクゾクとします。
犀川にも萌絵にも全面的な感情移入はできないのだけれど、個性的なキャラクター描写はむしろ好きなので、面白く読めました(このような読み方はラノベで身に付けた)。
コンピュータ回りの描写は懐かしさもあって、そこも楽しいところです。