「魔眼の匣の殺人」感想
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2019年刊。『屍人荘の殺人』に次ぐシリーズ作。
前作は特殊なクローズドサークルでしたが、今回は王道のクローズド。しかし、今作は「予言」という特殊状況があって、後々のストーリー展開に効いてくるのが読みどころです。
予言というオカルトっぽさが雰囲気的な演出ではなくて、本格ミステリのロジックにきちんと組み込まれているのが素晴らしい。複雑な状況を整理しながらシンプルに見せてくれているのも、読みやすさにつながっていますね。