「カラー版 ナルニア国物語 7 さいごの戦い」感想

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さいごの戦い (カラー版 ナルニア国物語 7)

さいごの戦い (カラー版 ナルニア国物語 7)

シリーズ最終巻だけあって、異教徒との戦いを描いた宗教色濃厚の一作。白いナルニア人(訳文ママ)に対して、異教徒は褐色で三日月刀を持つという分かりやすい構図。そして、どちらの神も信仰しない小人たち。厩(うまや)がポイントになるなど、他の巻よりキリスト教がさらに強く描かれています。

信仰を持たない自分が現代の価値観で読むと、違和感があるのは確か。ただ、幻想小説(ファンタジー)としてとらえれば、面白い話であったと思います。なかなか微妙な読後感でした。