「カラー版 ナルニア国物語 7 さいごの戦い」感想
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- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞次
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/11/11
- メディア: 単行本
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シリーズ最終巻だけあって、異教徒との戦いを描いた宗教色濃厚の一作。白いナルニア人(訳文ママ)に対して、異教徒は褐色で三日月刀を持つという分かりやすい構図。そして、どちらの神も信仰しない小人たち。厩(うまや)がポイントになるなど、他の巻よりキリスト教がさらに強く描かれています。
信仰を持たない自分が現代の価値観で読むと、違和感があるのは確か。ただ、幻想小説(ファンタジー)としてとらえれば、面白い話であったと思います。なかなか微妙な読後感でした。