「ラノベ古事記」感想

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ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語

ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語

2017年刊。古事記・上巻の(おそらく)忠実なラノベ化。

その昔、橋本治の桃尻語訳で枕草子を読んだことはあったけど、それをはるかに上回る衝撃。もう、むちゃくちゃ面白い!

もともと著者のWebサイトで公開されているものなので、ラノベ耐性のある方は、ぜひ読んでみて欲しい。

アマテラスなんて最高のキャラじゃないですかw 現在、出雲大社で祀られているオオクニヌシは縁を結びすぎだしw 竜宮城や因幡の兎の話も出てくるし、ストーリーは超展開!(※原典準拠)だしで、448ページをまったく飽きることなく読み終えました。

せっかく版元が角川なんだから、本文中の挿絵もがっつり付けて、本としても完全ラノベ化(文庫本)して欲しいですね。

Twitterを拝見すると、著者は三児のママさんで、育児をしながらも中巻を執筆中とのこと。『ラノベ日本書紀』を芸術新潮で発表されているそうで、合わせて単行本化が待たれます!

いやー、楽しい読書でした!