「天才 藤井聡太」感想
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- 作者: 中村徹,松本博文
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/09/29
- メディア: 単行本
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将棋の専門的な話は少なく、杉本七段・藤井四段の師弟の話を中心に生い立ちを追っていて、おそらく将棋をそれほど知らない人でも読み物として面白く読めると思います。
羽生棋聖と渡辺竜王へのインタビュー記事もあり。「(藤井四段の強さについて)なんでなんでしょう。本当に不思議です」と羽生さんが語っています。渡辺さんはいつもながらの率直な心情を吐露していて面白いです。
若手棋士たちへのインタビューが興味深かったですね。斎藤慎太郎七段は知れば知るほど好感度が上がっていくなあ。タイトル挑戦もしている実力者なのに、いつも物腰が柔らかい。
藤井四段は、将棋の内容だけでなく対局中の姿勢や表情に動きのある棋士なので、観ていて面白いです。早くタイトル戦で観たいですね(そうなれば和服姿も観られます!)。