「将棋世界 2017年6月号」感想

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将棋世界 2017年6月号

将棋世界 2017年6月号

「観る」将棋ファン歴、約10年。

いつもは斜め読みも、藤井四段が羽生三冠に勝利した非公式戦の自戦記が載っていたので熟読。

14歳とは思えない文章力に驚き。AIの活用によって、特に形勢判断が良くなったと述べられていたのが印象深い。ソフト研究=具体的な指し手を探す――と思っていたのだが、大局観への影響が大きいようだ。若手実力者の千田六段も、ある局面の評価値を当てる訓練をしていると言っていたので、「感覚」そのものをAIから学ぶという時代になっているのが面白い。

あとは、室谷女流が近藤四段(当時)に勝った対局の記事、将棋大賞の選考過程の記事も面白かったですね。