「氷菓」感想

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氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

再読。著者デビュー作にして「古典部」シリーズ第1作。

初読時は角川スニーカー文庫で読んだと思います。現在は角川文庫にレーベル替えされていますが、著者あとがきにライトノベルっぽさが残っていてニヤリ。

巻き込まれ型の主人公は内向的で、一人称による記述。キャラ付けされた個性的な面々。青春「ほろ苦」ミステリといった感じで、人が死なない日常ミステリながらも、現在と過去に向き合うこの苦さの味は癖になりますね。

米澤穂信の作品は、自分の読書趣味が一時途絶えるまでリアルタイムで追っかけていたので、また順番に読んでいきたいと思います。

【本格ミステリ・ディケイド 300】読了6作目 2001年作