「ゲド戦記 I 影との戦い」感想

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影との戦い―ゲド戦記 1

影との戦い―ゲド戦記 1

原著1968年作。

自分にとってファンタジーと言えば、子供の頃に熱中して読んだ『ドラゴンランス戦記』(原著1984年作)。

なので、このダークでハイ・ファンタジーな雰囲気がたまりません。ドラゴンランスの魔法使い・レイストリンとゲドが被って見えます。

老魔法使いと弟子、まぼろしの森、塔での修練、ドラゴン、「光と闇」の概念、「均衡」というキーワード。ファンタジーの原点的な作であることが、よく分かる。

ゲドは内省的で苦しみ続け、話は重たく派手さはありませんが、じっくりと少年の成長を味わえる名作です。

【光村図書 中学校教科書 国語 1年 紹介図書 平成28年度】