「ゲド戦記 I 影との戦い」感想
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- 作者: アーシュラ・K.ル・グウィン,ルース・ロビンス,Ursula K. Le Guin,清水真砂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1976/09/24
- メディア: 単行本
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原著1968年作。
自分にとってファンタジーと言えば、子供の頃に熱中して読んだ『ドラゴンランス戦記』(原著1984年作)。
なので、このダークでハイ・ファンタジーな雰囲気がたまりません。ドラゴンランスの魔法使い・レイストリンとゲドが被って見えます。
老魔法使いと弟子、まぼろしの森、塔での修練、ドラゴン、「光と闇」の概念、「均衡」というキーワード。ファンタジーの原点的な作であることが、よく分かる。
ゲドは内省的で苦しみ続け、話は重たく派手さはありませんが、じっくりと少年の成長を味わえる名作です。
【光村図書 中学校教科書 国語 1年 紹介図書 平成28年度】