「だれも知らない小さな国 新イラスト版 コロボックル物語 1」感想

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1959年作。コロボックルという名前はもちろん知っていたものの、初読み。勝手に全編ファンタジーな作品だと思い込んでいたら、現実世界と地続きなストーリーで、しかも大人が主人公でした(回想から始まる)。

自然と人間を善悪の対立にするのではなく、共生の方向へと進むのが好印象。現実社会のリアルな手順も踏んでいて、60年前の作品ながら、現在でもずっと読み継がれているのも納得の作品でした。

【光村図書 小学校教科書 国語 6年 紹介図書 平成27年度】