「タマスターラー」感想

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タマスターラー (ハヤカワ文庫FT)

タマスターラー (ハヤカワ文庫FT)

原著1984年、本書1987年刊。インドを舞台とした幻想短編集。

生と死、魂と輪廻――過去・現在・未来を舞台に描かれていて、どの短編もが耽美的で印象に残ります。登場人物たちは過酷な運命をたどりますが、端麗な文章に彩られ、美しさを感じる物語の数々。

ファンタジーであり、神話要素・SF要素もあって、その文体ゆえ読むのに時間はかかるも、自分好みの幻想譚ばかりで大当たりの一冊でした。

金原瑞人 ふしぎ文学マスターが薦める100冊 https://goo.gl/6TMs7H 】読了42作目