「ツキノワグマ」感想
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- 作者: 宮崎学
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本
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2006年刊の児童書。写真家である著者のフィールドワークによって、人里に出没するツキノワグマの問題が語られています。
開発や伐採によりエサが減ったから野生生物が人里に出没してきた――という説をうのみにするのはよくないと著者は主張。開発・伐採により植生が変わってエサが増え、逆に個体数は増えている。そして、人間の環境を学習している可能性があると。
一見分かりやすく都合の良い説を、知らずのうちに信じてしまうことに対して自戒しないといけないですね。実際のクマの写真も多く載っていて、得ることの多い本でした。
【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】