「壜の中の手記」感想
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- 作者: ジェラルドカーシュ,Gerald Kersh,西崎憲,駒月雅子,吉村満美子,若島正
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 文庫
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これは素晴らしい幻想短編集。SFやミステリー風味もあり、特に難解な言い回しや表現もないので、とっつきやすい。
再読の「豚の島の女王」がやはり傑作。「ブライトンの怪物」は、日本人が読めば感じるところがあるはず。
「骨のない人間」「死こそわが同志」などはオチも効いていて、ショートショート風。表題作の「壜の中の手記」は、ある日本の有名作品を連想させます。
そして、巻末の「カーシュ小伝」で書かれている著者の一生は、それ自体が小説のような話。
幻想怪奇物は自分にとって合う合わないが激しいのですが、本作はどれも好みの作品ばかりでした。
【金原瑞人 ふしぎ文学マスターが薦める100冊 https://goo.gl/6TMs7H 】読了33作目