「ポオ小説全集 1」感想
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- 作者: エドガー・アラン・ポオ,阿部知二
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1974/06/28
- メディア: 文庫
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自分の読書力では旧い翻訳を読みこなすのが大変でしたが、楽しめました。
ポーと言えば怪奇幻想物というイメージを勝手に持っていたら、SFっぽい話もあって驚く。どうやら、のちのウェルズやヴェルヌにも影響を与えたらしい。ミステリーの創始者として有名ですが、SFにおいても重要人物だったのですね。
チェスを指す自動人形を考察した「メルツェルの将棋差し」は、将棋ファンの立場から見ても興味深い。他にはユーモアのある短編などもあって、実に多彩な作を楽しめる第1巻でした。
【有栖が語るミステリ100】読了16作目