「春昼・春昼後刻」感想
★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041
春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)
- 作者: 泉鏡花
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/04/16
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
1906(明治39)年作。
なかなか読み進めるのは大変だけれど、現実と幻想が入り混じっていく陶然感がたまらない。春という季節の「寂しさ」を語る、その一つ一つの描写が美しいのです。特に『春昼後刻』で、みをが語る言葉の数々が心に染み入ってきます。