「バッテリー I」感想

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バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

1996年作。有名作でタイトルだけは知っていましたが、こんな昔の作品だったんですね。

読者の等身大では「ない」主人公が特徴的。才能もあり、気も強く、自我も確立していてくよくよと悩まない。

このあたりの作意は、本書文庫版の作者あとがきで詳しく書かれています。子供を通しての大人たちへの批判にもなっているので、大人が読んでも面白い。大人側に感情移入して読むと、主人公らが憎らしく感じるでしょう。そこも好きなところです。続きも楽しみ。

【光村図書 小学校教科書 国語 6年 紹介図書 平成27年度】