「霧のむこうのふしぎな町 新装版」感想
★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041
- 作者: 柏葉幸子,杉田比呂美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
1975年作。『千と千尋の神隠し』に影響を与えたそうです。
神社の先に広がる森を抜けると、そこにはヨーロッパ風の町。少女が不思議な住人たちと不可思議な交流をしていくファンタジー。
『不思議の国のアリス』ほどの理不尽さやグロテスクさはないけれど、ちょっとおかしな体験が続いていきます。多少の寓意はあるにしても、素直に「めちゃくちゃ」幻想の世界に浸るべし。ああ楽しいかな、楽しいかな。
ちなみに、読んでいて思い浮かべたのが、谷山浩子『悲しみの時計少女』。これも不思議な住人たちとの交流が続いていくファンタジー。久しぶりに読み直してみたくなったなあ。