「カモメに飛ぶことを教えた猫」感想

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カモメに飛ぶことを教えた猫

カモメに飛ぶことを教えた猫

チリ出身作家による原著は1996年作。ネコとカモメの異類友情譚。主人公の猫が他の猫たちなどと協力しながら、カモメの子を育てることになるストーリー。

環境汚染や人間社会に対する寓意もありますが、それほど説教臭くはありません。物語の最後に人間が関わってくるのは希望の証しでしょうか。児童向けに書かれていることもあって、お話は平易でテンポ良くユーモアにもあふれ、さっと読めてしまいます。猫小説としても良作(表紙の絵もかわいらしい)。

【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】