「カモメに飛ぶことを教えた猫」感想
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- 作者: ルイスセプルベダ,Luis Sep´ulveda,河野万里子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 単行本
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チリ出身作家による原著は1996年作。ネコとカモメの異類友情譚。主人公の猫が他の猫たちなどと協力しながら、カモメの子を育てることになるストーリー。
環境汚染や人間社会に対する寓意もありますが、それほど説教臭くはありません。物語の最後に人間が関わってくるのは希望の証しでしょうか。児童向けに書かれていることもあって、お話は平易でテンポ良くユーモアにもあふれ、さっと読めてしまいます。猫小説としても良作(表紙の絵もかわいらしい)。
【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】