「雨やどりはすべり台の下で」感想

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雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫)

雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫)

子供たちと、人付き合いを嫌う一人の不思議なおじさんとの物語。

児童向けのお話ながら、子供たちだけでなく大人の心情の機微までも描いている素晴らしい一作。

日常に幻想が入り込み、そのブレンド具合が絶妙です。説明過多でもなく、説教臭くもなく。単行本の初出は1983年で少し古い描写もありますが、いま読んでも大人が読んでも小説として楽しめると思います。

【光村図書 小学校教科書 国語 4年 紹介図書 平成27年度】