「初恋」感想

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初恋 (光文社古典新訳文庫)

初恋 (光文社古典新訳文庫)

原著1860年作。2006年、沼野恭子さんによる新訳。

思えば結構ドロドロした話なのに、甘く切ないと感じられるところが、本作の魅力でしょうか。それだけ、心理描写や自然描写が鮮やかなのです。

訳注なしで、流れるように読める訳文も素晴らしい。

関係ないけど、もし江戸川乱歩がこの小説を翻案したら……と、いらん空想をしてしまった。

【『“文学少女”と恋する挿話集 1』モチーフ】