「こうちゃん」感想
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- 作者: 須賀敦子,酒井駒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/03/11
- メディア: 単行本
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「あなたは こうちゃんに あったことが ありますか。こうちゃんって どこの子かって。そんなこと だれひとりとして しりません」。
とても不思議なお話。
こうちゃんは、妖精? 精霊? それとも、子供にしか見えない仮想の友だち(イマジナリーフレンド)?。最近、宗教(キリスト教・仏教)の本を少し読んでいたせいか、神様かなあと思いながら読みました(「神は遍在する」という言葉が浮かんで)。
なんだか漠然としているのだけれども「それは」確実に自分の中にも存在していて、でも、実体をもって捉えようとするとすっと消えてしまうような、妙に心をつかまれた物語でした。
【きっかけ:金原瑞人「ふしぎ文学マスターが薦める100冊」https://goo.gl/6TMs7H】