「新版 指輪物語」感想
- 作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1992/05
- メディア: 単行本
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中学生だか高校生の頃に文庫版(旧版)を手にとって、1巻の冒頭で挫折した苦い記憶……
いま読み始めてみたら一生ものの読書体験でした! 面白い! 面白い!
ああ、なぜあの時の自分は読めなかったのだろう。もし読み通していたら人生変わっていたかも、と思ってしまうぐらい。
第一部「旅の仲間」は読むのに時間がかかりましたが、第二部の「二つの塔」に入ってからは読むスピードが上がりました。
事前に「ホビットの冒険」を読んでいたのが大正解。今から「指輪物語」を読み始めたいという方には、ぜひ前もって読まれることをオススメします。そうすれば、「指輪物語」の冒頭を乗り切れること間違いなしです。まあ、冒頭は読み飛ばしてもいいのですが、そうは言っても読み飛ばしたくないのが心理ってもの。それで、かつての自分は挫折してしまったのですから。
- 作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/08/18
- メディア: ペーパーバック
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「指輪物語」で意外だったのは、クライマックス後の描写でした。クライマックスを迎えた時に「あれ、まだページがこんなに残ってる……」と思って。最後の一連の描写はなんだか切なくて、そこまでの冒険よりも深く印象に残っています。作者のトールキンは壮大な世界を創り出していて、「指輪物語」はその一部分に過ぎないのですね。
さて、映画も見るぞー!