「オペラ座の怪人」感想

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オペラ座の怪人 (光文社古典新訳文庫)

オペラ座の怪人 (光文社古典新訳文庫)

読む前に読む。「文学少女シリーズ」第4巻のモチーフ。

ミステリー好きには『黄色い部屋の秘密』の著者として知られるルルーの古典的名作(1910年作)。いやあ、面白かった。

ミステリー(サスペンス)的な雰囲気もあって、まるで乱歩の小説を読んでいるような感じも。途中、仮面舞踏会での「赤き死」という表現が出てきて、これポオの『赤死病の仮面』ですよね。ゴシック風味に幻想とサスペンスが絡んで、本当に面白い。

最近Eテレ『100分de名著』で取り上げられていた『ノートルダム・ド・パリ』も思い浮かべました。傑作!

【『“文学少女”と穢名の天使』モチーフ】