「鉢の木」感想
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- 作者: たかしよいち,石倉欣二
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 大型本
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困っている旅人を助けて泊めてあげたら、実はその人は……。貧しい者が自身の大切な「鉢の木」を犠牲にして人をもてなし、恩に報いられるという話。謡曲として知られる佐野(群馬)の物語らしい。
昔に読んだ吉川英治『三国志』劉安のエピソード(劉備をもてなすために妻の肉を提供した)を少し思い出したら、『三国志』の読者への注で『鉢の木』を引き合いに出していました(青空文庫で確認)。
巻末に監修者の大学教授による解説があり、「いざ鎌倉」の由来がこの物語だと知る。途中、中国の故事が挟まれていたり、なかなか面白い物語でした。
【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】