「3びきのくま」感想
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- 作者: トルストイ,バスネツォフ,おがさわらとよき
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1962/05/01
- メディア: 大型本
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あのトルストイによる翻案なのだから、さぞかし……と思いきや、ラストに唖然。思わず「えっ!」と声を出してしまいました。これで終わり?という感じ。
童話に対して何らかの教訓や説教的なものを、つい大人は求めてしまうのも良くないのかなあと思いつつ、ちょっと調べてみると、マナーの悪い子供たちへの教訓が込められているという解釈もあるようです。たしかに、最後はクマに噛みつかれそうになってますからね。
どうしても、部屋を少女に荒らされたクマに感情移入してしまいます。少女視点に立ってみれば、好奇心や冒険みたいな感覚もあるでしょう。もっと重いしっぺ返しを期待してしまった自分の感覚を、少し考え直してみたり。
絵本もいろいろと面白いですね。
【光村図書 小学校教科書 国語 1年 紹介図書 平成27年度】