「100万回生きたねこ」感想

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100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

よく知られている名作を、いまさらながらの初読み。そして、やはり名作でした。

最初は「ああ、こういう寓意・教訓ねー」と軽く捉えていたら、中盤からの展開に意味が変わってきて、最後にガツンとやられました。

ただ、ストンと腑に落ちるかというとそうでもない。寓意を解釈しようとして何かつかみかけたと思ったら、するっと手から抜け落ちていくような感覚です。

ちょっと反発したくなる気持ちもあるんですよね。でも、やはりそうかなとも思う。

また後で読み直したら、感想が変わるんだろうなあ。素晴らしく、凄まじくもある傑作です。

【光村図書 小学校教科書 国語 4年 紹介図書 平成27年度】