「アタゴオル 3」感想
★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041
- 作者: ますむらひろし
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 1999/12
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
「夕立ち森」水晶鳥(レパ鳥)の話が印象的。洗濯物を飲み込み汚れを消化。緑水晶のカケラを食べて大きくなり、生まれたら夕方には死んでしまう。その体は弾けて水晶の雨となって降り注ぐ――。
巻末の自作解説で、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」への言及があって納得。美しいシーンですよね。
自作解説で面白かったのは、水木しげるのアシスタントに、いったんは合格していたという話。「君の絵では、お化けは出られません。明るいんです。この絵では、神様が出てきます」とは水木サンの言葉。そう言えば、ヒデヨシってねずみ男っぽいところもあるよね。