「フランス白粉の秘密」感想

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フランス白粉の秘密 (角川文庫)

フランス白粉の秘密 (角川文庫)

いやあ、面白かった!

徐々に手がかりを入手し、エラリーの推理も時折挟み込まれ、事件が収束していく流れがお見事。

細かいツッコミどころはあれど、見せ方が上手いので飽きません。

エラリー父子のキャラクターも好き。新訳のため、昔からの読者には違和感を持つ人もいるようで。でも、幸運なことに国名シリーズは初読。逆に自分が昔の訳を読めば、違和感が生じるのかもしれませんね。

そして、今回も前作に続いて解説が面白い。翻訳にまつわる過去の悲劇も書かれています。

【きっかけ:国名シリーズ読破中】次は「オランダ靴の秘密」を読みます。