「狼と香辛料〈15-16〉」感想
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 文庫
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とりあえずの完結編。
もっと分かりやすいハッピーエンドになるかと思ったら、最後も作者らしい結末でした。あとがきを読んで納得。
この回はロレンスが肉体的にも痛みを受けていて、「生きる」というテーマが際だっていました。ファンタジーにおけるエルフと人間もそうだけど、寿命の違いは物語に深みを与えます。
上巻から読んでいるうち、あれ?ホロがいなくても面白い……と不遜な読み方をしていたら、ホロがいないと切り抜けられないような危機が訪れて、あーやっぱりホロいないと……というか、作者ならそう書きますよね(笑)
このあとエピローグ1巻+1、新シリーズ1巻と3冊残っているので、続けて読みたいと思います。