「セッション ─綾辻行人対談集─」感想

セッション―綾辻行人対談集 (集英社文庫)

セッション―綾辻行人対談集 (集英社文庫)

約20年ぶりの再読。刊行時にハードカバーの方で読みました。

宮部みゆき、楳図かずお、養老孟司、大槻ケンヂ、京極夏彦、北村薫、山口雅也、瀬名秀明、篠田節子、法月綸太郎、竹本健治――という豪華なラインアップの対談(鼎談・座談)集。

1996年刊行なので、今から20年以上前の姿が懐かしく新鮮に甦ってきます。

デビュー当時の京極夏彦さんとの対談が面白かったですね。まだ姿を表に出していなかった京極さんの、事実上の「お披露目」になった対談らしい。デビュー当時の「よそよそしさ」があったり、お互いの創作方法が語られていたり。双方のファンにとって必読です。

あと、文庫版で新たに巻末に付された国樹由香さんのマンガ「がんばれあやつじさん」がスゴクいい! 西原理恵子さんのマンガに続いているのが、またなんともいえない(笑) ぜひ文庫版で読みましょう!

綾辻作品を刊行順に読んでいるので、次は「YAKATA─Nightmare Project─」(ゲーム攻略本)を読みます。講談社文庫巻末の著作リストに挙げられているので。なお、ゲームは発売時にプレイ済。いつか再プレイしたい。しかし、次の館が遠いなー(笑)