「狼と香辛料〈11〉Side Colors II」感想

狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)

狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)

10巻の感想で「ここからは未読」と書いたんですが、この11巻を読み始めたら過去に読んだ記憶が甦ってきて、昔の読書記録を探したら、次の12巻までは5、6年ぐらい前に読んでました……。自分の読書記憶力のなさを改めて自覚することに。

書き下ろし中編の「黒狼の揺り籠」が良かったです。悪役?エーブの過去を描いた作で、商取引のスリルとエーブの心情描写が上手く重ねられていました。ちょっと重たいストーリー運びも自分好み。ホロとロレンスの甘いやり取りもいいけれど、やっぱり商戦をメインにした話が自分は好きなんですね。