「黒猫館の殺人 <新装改訂版>」感想

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

20年ぶりぐらいの再読。館シリーズで読んだことがあるのはここまでです。

トリックは覚えていて(忘れようがない!)犯人は覚えておらず、という中途半端な状態で読むことに。

作者あとがきにあるとおり、ちょっと書き急いでいる感があります。モチーフとなっている部分を、もうちょっと書き込んで欲しかったというのが正直なところです。メイントリックを覚えている状態で読んだことが影響しているかもしれませんが。

この次の「暗黒館の殺人」が出版されるのは12年後の2004年。そして、その13年後に読もうとしている自分……。あー、なんで読書の趣味を打ち切っちゃったのかなあ。リアルタイムで追いたかった。