「コーネリアス」感想

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コーネリアス―たってあるいた わにの はなし

コーネリアス―たってあるいた わにの はなし

仲間とは違い自分だけ立って歩いたワニ。立つメリットを説明するも、他のワニは無関心。外の世界を見て再び仲間のもとへと戻り、そして……

これを社会風刺ととらえれば、新しい技術や価値観に対する世間の最初の反応って、こんな感じかもしれませんね。たとえばSNSの何が楽しいの?と無関心を決めていた人も、いまではすっかり……なんてこともあると思います(自分も含めて)。

この絵本でのワニは生まれつき立って歩いているので、一人の個性的な天才が社会を変えていく物語ともとれます。レオ・レオニの作は色々と考えさせてくれて面白い!

【光村図書 小学校教科書 国語 2年 紹介図書 平成27年度】