「ヰタ マキニカリス I」感想
★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041
- 作者: 稲垣足穂
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1986/04
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
けれども、20年前に手に取ったこの分冊版(本巻には「一千一秒物語」を併録)を再入手して、再読しました。初読時の衝撃は大きく、野田秀樹氏による解説も含めて思い出の一冊。
「一千一秒物語」こんな文学があるなんて、文学音痴の自分には衝撃でした。もし今の時代に足穂がいたら、Twitter文学を生み出していそうだ。「黄漠奇聞」「チョコレット」も好きですね。
正直、自分の読書力では追いつけないところもあるけれど、それでもタルホ世界に強く惹かれてしまいます。
新潮文庫版の「一千一秒物語」は又吉直樹さんの推薦帯で、今の若い人にも多く読まれたでしょうし、今後とも読み継がれていって欲しい作品です。