「綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎 009」感想
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綾辻行人 選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009 (講談社文庫)
- 作者: 日本推理作家協会
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: 文庫
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綾辻行人・選によるアンソロジー。
宮部みゆき「我らが隣人の犯罪」は、この話を軽妙なタッチで描き切れてしまうのが凄い。まさに筆力。
加納朋子の著作は「ななつのこ」「魔法飛行」などを読んでいました。収録作「裏窓のアリス」は連作で読んだほうが良さそうなので、元の短編集をいつか読もう。好きな筆致です。
唯川恵を初読。普段なら手にしないジャンルの作家なので、こういう機会に読めるのは嬉しい。収録作「過去が届く午後」はホラーとして良作だったので、短編集を読んでみたい。
泡坂妻夫「砂蛾家の消失」は本格ミステリの醍醐味あふれる作品。こういった作を楽しめる読者であり続けたい。
【きっかけ:綾辻行人作品を刊行順に読破中】次は「連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集」を読みます。