「綾辻行人―ミステリ作家徹底解剖」感想

綾辻行人―ミステリ作家徹底解剖

綾辻行人―ミステリ作家徹底解剖

デビュー15周年記念のファンブック。今年が30周年ですから、ちょうど半分の頃ですね。

岡田准一さん・飯田譲治さんとの対談が面白かった。違うジャンルの人との対談なので、綾辻さんも興味深そうです。

「自作を語る」と題したインタビューは大森望さんによるものなので、いつもより深く率直に語っているように感じます。

インタビュー中、「十角館の殺人」の原型は小野不由美さんとの合作で、その創作秘話は「あと二十年くらいしたら明かそうかな(12p.)」とありましたが、あと5年? それとも、もう明かしたのかな?

交流のある21人からの寄稿も。有栖川有栖さん良いなあ。乙一さんのデビュー秘話も。京極夏彦さんは漫画で寄稿。喜国雅彦・国樹由香夫妻の漫画も楽しい。そして西原さんは相変わらずひどい(笑)

綾辻作品を刊行順に読んでいるので、次は「贈る物語 Mystery 九つの迷宮」を読みます。