「魔法のうわぎ」感想
- 作者: ウォルター・デ・ラ・メア,寺島竜一,Walter De la Mare,神宮輝夫
- 出版社/メーカー: 大日本図書
- 発売日: 1969/01
- メディア: 単行本
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これは少年の成長物語なんだと思います。本当の自分が求めている「やりたいこと」に一歩踏み出せないでいる少年を、かつての自分になぞらえた老人が背中を押してあげる物語。
巻末の訳者解説にあるとおり「魔法のうわぎ」はきっかけに過ぎません。魔法の力で成功するのではなく、本人の力で才能を開花させていく物語になっているのだと思います。