「怪談 牡丹燈籠」感想

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怪談 牡丹燈籠 (岩波文庫)

怪談 牡丹燈籠 (岩波文庫)

2002年改版。最初に手にした旧版は旧字旧仮名で、自分の国語力ではとても読めないと思ったものですが、改版が出ていて助かりました。

人情、愛憎、策略、仇討ちなど、サスペンスフルな物語展開で、まるでミステリーを読んでいるかのような感覚。人相見の白翁堂勇斎と住職の良石和尚が、良い味を出していて好きですね。京極夏彦にリメイクして欲しいと思ったり。

解説にて、落語の速記本が言文一致の先駆けということも知りました。思った以上に読みやすく楽しめたので、大満足。

金原瑞人 ふしぎ文学マスターが薦める100冊 https://goo.gl/6TMs7H 】読了50作目