「バッテリー II」感想

読書メーターhttps://elk.bookmeter.com/users/667041

バッテリー (2) (角川文庫)

バッテリー (2) (角川文庫)

1998年作の第2巻。

2巻になり、よりキャラクター性がはっきりしてきて、面白い。

あとがきで著者が作意をはっきりと書いている通り、ストーリー描写は分かりやすく、それだけに登場人物のむき出しな感情が読者に伝わってきます。

大人社会への痛烈な批判・疑義ともなっており、児童書という枠を超えて、大人の胸に強く響いてくる。むしろ、大人に向けて書いているという印象さえも受けるほどです。

読んでいて苦しくなってくるようなシーンも多く、これからの展開が気になりますね。