「紳士とオバケ氏」感想

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紳士とオバケ氏 (ものがたりのもり)

紳士とオバケ氏 (ものがたりのもり)

著者の作品では低学年向けの『みどりいろのたね』が面白かったのだけど、本作もただただ楽しい。ドッペルゲンガー譚の類なのに、ユーモラスでハッピー、ハートフルな物語です。

主人公は真面目なサラリーマンのおっさん・マジノマジヒコ氏。生真面目なおじさんが、自身とそっくりの家オバケと出会うことで、友情を知り変わっていきます。小学生向けの児童小説なのに、子供は出てきません(笑)。発想が豊かで、こういう弾けたお話は大好きですね。

本書は「たかどのほうこ」名義ですが、高楼方子名義の本も読んでみたくなりました。

【光村図書 小学校教科書 国語 6年 紹介図書 平成27年度】