「ローワンと魔法の地図」感想

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ローワンと魔法の地図  (リンの谷のローワン 1)

ローワンと魔法の地図 (リンの谷のローワン 1)

児童向けの王道的なファンタジー。ただし、主人公の少年は内向的で巻き込まれ型。大人6人に子供1人の冒険パーティ編成はユニークかも。

読者の子供からすれば、等身大の主人公に感情移入しやすいでしょう。ファンタジーではおなじみ、いわゆる「ハーフエルフ」的な出自に関するキャラクターの葛藤も描かれていたり、それなりに深み・重みもある物語で、読み応えもあります。

冒険中の恐怖心をネガティブに描かいていないところが、本書の特長でしょう。佐竹美保さんの絵も素晴らしい。

【光村図書 小学校教科書 国語 5年 紹介図書 平成27年度】