「メンデル 遺伝の秘密を探して」感想
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メンデル―遺伝の秘密を探して (オックスフォード科学の肖像)
- 作者: エドワードイーデルソン,オーウェンギンガリッチ,Edward Edelson,Owen Gingerich,西田美緒子
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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中学校理科で習うメンデルの法則(Aa×Aa → AA:Aa:aa 1:2:1)で知られる、メンデルの伝記。原著は中学・高校生向けに書かれていることもあって、さらっと読めます。
後に修道院長となるメンデルですが、修道院が科学を学ぶのに適した場所だったんですね。生物を数学的に説明する法則は発表当時に評価されることはなく、メンデルの死後に再発見されることに。
メンデルの遺伝法則を否定した旧ソ連のルイセンコに関する記述が少しあって、政治が科学を利用する(政権にとって都合のよい学説を採用し、他を排除する)怖さも感じました。
【東京書籍 中学校教科書 理科 3年 紹介図書 平成28年度】