「樹木ハカセになろう」感想
★読書メーター → https://elk.bookmeter.com/users/667041
- 作者: 石井誠治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/03/19
- メディア: 新書
- クリック: 5回
- この商品を含むブログを見る
ジュニア新書ですが、装幀を変えればそのまま大人向けの一般新書として通用するような内容です。
樹木については非常に疎いので、知らないことばかり。イチョウの木が古代からの姿を残しているというのは驚きでした。
開発によって樹木がダメになっているケースだけではなく、エネルギー転換(薪炭→石油)により伐採されなくなったことが食害を増やす一因になっている場合(ミズナラの木の事例)もあって、環境保護の難しさがかいま見られます。
木の幹に聴診器を当てて聞こえる音は「雑音」(水を吸い上げている音ではない)。危うく信じてしまいそうな話ですね。
【東京書籍 中学校教科書 理科 1年 紹介図書 平成28年度】