「どんなかんじかなあ」感想

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どんなかんじかなあ

どんなかんじかなあ

一昔前は身障者について、「目が見えないけど○○はすごい」「耳が聞こえないけど○○がすごい」という『特長・特性』で捉えていたような気がします(そして、それは美談・美化につながりやすい)。

でも、現在では障碍を『個性』とし、「目が見えなくても耳が聞こえなくても、同じ人として普通」という考え方になってきました。

この本は2005年の刊行なので、「すごい」という意識が残っていますね。ただし、タイトルにもあるとおり、考えるきっかけにはなるでしょう。物語の最後のインパクトもありますし、考え方は日々変わっていくので、そこを踏まえれば良い本だと思います。

【光村図書 小学校教科書 国語 3年 紹介図書 平成27年度】