「風と木の詩 7-16」感想
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- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: eBookJapan Plus
- 発売日: 2015/02/27
- メディア: Kindle版
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これはもう、大傑作でした。さすがに名作。最後はちょっと泣けてしまう。
社会に適応できる者、適応できない者。愛す者、愛される者。ジルベールは言わば野生児のようで、大人に監督・教育される「少年」の哀しさが痛いほど伝わってきます。大人や社会の汚さが浮かび上がってくる。
ここまでガチな少年愛ものを読むのは初めてで、その描写にはついていけないところもあります。そこを差し引いても、自分にとって特異な読書体験となりました。登場人物ではパスカル兄妹が好きですね。
1976年連載開始、作者26歳!。そして、これを当時の10代女性が読んでいたのか。いやあ、すごい作品を読んでしまった。
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