「バスカヴィル家の犬」感想

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バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

ダートムアの地名に聞き覚えがあると思ったら、最近読んだ「赤毛のレドメイン家」の舞台でもあるんですね。

イギリスの地方の自然描写が、雰囲気あって好いです。ホラーや幻想小説の盛んなイギリスの、古典小説としての読み応えもありました。

やはり推理物というよりは、冒険物という感じ。ワトスン大活躍、ホームズの登場シーンも格好良くて、挿絵も物語と良く合っています。

本書には島田荘司による巻末エッセイ(というより、力の入った「解説」)が掲載されていて、そちらも読み応えありです。

【有栖が語るミステリ100】