「バスカヴィル家の犬」感想
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バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
- 作者: アーサー・コナンドイル,Arthur Conan Doyle,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 文庫
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ダートムアの地名に聞き覚えがあると思ったら、最近読んだ「赤毛のレドメイン家」の舞台でもあるんですね。
イギリスの地方の自然描写が、雰囲気あって好いです。ホラーや幻想小説の盛んなイギリスの、古典小説としての読み応えもありました。
やはり推理物というよりは、冒険物という感じ。ワトスン大活躍、ホームズの登場シーンも格好良くて、挿絵も物語と良く合っています。
本書には島田荘司による巻末エッセイ(というより、力の入った「解説」)が掲載されていて、そちらも読み応えありです。
【有栖が語るミステリ100】