「月光ゲーム Yの悲劇'88」感想

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月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)

綾辻行人作品を読破していたら、著作を読んでないのに有栖川有栖さんのファンになってしまって、これは読まないわけにはいかないだろうと手に取りました(笑)

長編デビュー作ゆえ若書きな面は所々あるものの、論理の筋がすーっと一本通っていく爽快さを楽しめました。登場人物が多くニックネーム呼びもあったので、最初のうちからメモを取って読んだのが正解。

作中、稲垣足穂とか澁澤龍彦の名がちらっと出てきてニヤリ。そうだよねえ、今は知らないけど、学生の頃に手に取りたくなる作家だよねえ。自分も読んでいたし、これからまた読みたい。

シリーズ第3作「双頭の悪魔」、第4作「女王国の城」は評価も高いので、引き続き読んでいきたいと思います。

【きっかけ:新本格派ミステリー】学生アリスシリーズ第1作・長編デビュー作