「MOE 2015年1月号」感想
- 作者: 羽海野チカ,イエラ・マリ,ヒグチユウコ,桑原奈津子,石井ゆかり
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2014/12/03
- メディア: 雑誌
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「詩とメルヘン」(やなせたかし編集)と「MOE」を、ファンタジー雑誌として学生時代に読んでましたね。
「MOE」は当時読んでいた途中から、文芸よりも女性向けが強く感じられ、読書趣味の減衰もあって読まなくなりました。
今回は羽海野チカさんの特集目当て。将棋の観るファンとして、アニメ「3月のライオン」を見ていますし、原作も途中まで読んでいます(面白くなかったから読むのを止めたのではなく、読書そのものを一時期しなくなったため)。
版元の白泉社ということもあってか、かなり質の高い特集でした。特に羽海野さんの原点となった愛読書である児童文学と絵本の紹介が素晴らしい。
ロングインタビューに注釈をつけながら、書影だけでなく本文の挿絵も紹介。一覧になっているのは児童文学18点、絵本16点。絵本専門雑誌ということもあって、特集ページの構成の質がすごく高い。オールカラーですし。
あー、また読みたい本リストが増えてしまいました。最近読んだマンガ「バーナード嬢。曰く」もそうだけど、なんでこんなに「本を語る話」は面白いのでしょうか!
あと、羽海野さんのインタビュー中にも紹介されていましたが、「注目の絵本」で取り上げられていた酒井駒子さんの絵に惹かれました。こちらもチェックしておきたい。
この手の雑誌は厳しいように思いますが、これからも頑張って欲しいものです。児童書や絵本の売上げは伸びているという話もありますし。