「叫びと祈り」感想
- 作者: 梓崎優
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/02/24
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 203回
- この商品を含むブログ (117件) を見る
短編連作集。新人賞受賞作の「砂漠を走る船の道」が素晴らしかった。叙情的な文章とミステリがうまくマッチしていた。幻想的な雰囲気もあるんで、自分好みの作品。
続く「白い巨人」も良かったが、後半の作に行くに連れて叙情的・内向的な文体が却ってくどく感じられて読みにくくもあった。ただ、このミス3位ということを考えると、自分の読書力が足りていないだけのかもしれない。